ブラックボール

 人との待ち合わせの時間まで喫茶店で過ごしている。寒くなってきたのでジャケットを羽織ってうずまっている。

 

 頭がぼーっとしてきた。楽しい時間を過ごせていて、嬉しい。楽しいことを一緒にしてくれる人の存在って本当にありがたい。わたしもそんな人になる。

 

 ブログを読み返していると、一マス開けて書いているときとそうじゃないときがあって変だった。へんてこだった。多分勢いに任せて書いた時は一マス空けるのを忘れるのだと思う。昔書いたブログを読むのは楽しい。たまにいいことを書いていて「やるじゃん」と思う。「やるじゃん」ってあとから思えるんだなと思った。今はダメだと思う自分でもあとから「やるじゃん」って思えるならいい。その可能性にかけながらダメな日々も過ごしていきたい。

 

 喫茶店で働いている人がみんなかっこよくて、クールだと思った。わたしもクールに喫茶店で働いてみたい。コーヒーとかぶち撒けそうだけど。喫茶店によくある深い赤のベルベット生地が好きだ。ベルベッドだっけ。その生地がとても好き。リボンとかもベルベッドだと素敵だなと思う。トゥシューズのサテンのリボンも好きだけど。サテンのリボンは切りっぱなしにするとどんどんほつれてくるのでライターであぶって少し端を溶かして固めないといけない。これを教えてもらった時は興奮した。自分でやるとたまに燃やしかけて焦ったのを今でも覚えている。お世話になった人たちに会いにゆきたい。でも、自分がまだその人たちにもらったものに値する自分になれていると思えなくて連絡が取れないし、お墓参りにも行けない。いつまでもそうだと思うから思い切って連絡すべきだと思う。バレエをしていたときにはなかった疾患のことも話そうと思っている。苦しんで生きていることも話そうと思っている。それを受け止めてくれるような大きなほんとうの意味での大人の人たちにこれまでたくさんお世話になった。これまでお世話になったことにちゃんと感謝の気持ちを持っていることを伝えたい。いつ会えなくなるかわからないから、早く伝えなくちゃいけない。自分の大きな決断に後悔したことはあまりないけれど、人に伝えればよかったとかそういう後悔は多分たくさんあって、そういうのをなくすためには思った時に、思い立ったときに伝えるしかないのだと思う。

 

 楽しいと思うことの方が簡単で気が楽。幸せだと思うのは、気付くのは難しくて、思ったら失うのが怖くなるから苦手。でも幸せを感じたいとはいつも思っている。

 

 あと20分ほど時間がある。もう少しなにか書こうと思う。

 

 寒いと凍えて歯を食いしばってしまい気づいたら歯が痛いみたいなのは冬の風物詩なのかな。風物詩って言葉をよく知らないけれど。

 

 好きな授業を受けていると、なんて楽しいんだろうって思うと同時に、まだわからない、理解できなくて悔しいなとも思う。わからないことをわかることがスタートだと思うから、スタートしたと思えばいいけど、スタートしても進めなかったらあまり意味がない。でもスタートして、しばらく時間が経ってからまた進もうとしてみたら進めたってことはよくあることだと思うから、スタートすることが大事だと思う。それでいうと、最近何曲か作ることができた。まだまだ陳腐で、納得できないけど、作り続けることをやめないでいたい。ほんとうにやりたいことに関しては満足したことがない。ほんとうにやりたいと思っているからかもしれない。小手先で作ったものとかは変に器用だから意外にいいものができあがったりして満足することが多い。ほんとうにやりたいことのクオリティも上げていきたいな。

 

 髪の毛を紫にした。1番好きな色は紫で、その色の髪の毛になれて嬉しかった。友達が「今までで1番似合ってる、もちろん今までも似合ってたけど」って言ってくれて、この人のことずっと大事にしたいと思った。髪の毛は数え切れないブリーチとカラーでボロボロで、「もうやめてー」って言ってるんだろうなと思いながら毎回痛めつけている。成人式が終わったら黒髪に戻して、ボブカットにするつもりだ。執着と憧れが混じっている髪型。似合えばいいなと思う。前に髪を短くした時家族に不評でもう絶対しないと思っていたけど、長い髪は洗うのも乾かすのも面倒だし、中途半端な長さはあまり好きじゃないから、思い切って切ろうと思ってる。もしすごく似合っていたら、ストーリーにあげるつもりだ。なぜかって?そりゃ元彼の心を少しでも掻き乱すためですよ。

 

 あと10分ほどしたらここを出るぞー。寒そうだから首をすぼめて歩かないといけないっぽい。昨日は久しぶりにすぐに眠れて、それから一回も起きないまま朝が来た。すごく嬉しかった。毎日こんなふうに寝て起きたいと思うけど、難しい。睡眠薬は効いたためしがないけれど、なんとなく気持ちで飲んでいる。直近に見た覚えている夢はギターのフレッドがバキッと折れてしまった夢で、夢の中ですごく焦った。夢か現実かわからなくて起きている時にギターを見たら折れてなかったからほっとした。嫌な夢だったので夢の意味を調べたらあまり良くないことが書かれていて、そこまで落ち込ませないでよ!と思った。でもその少し後ほんとうにその書いてあるような状況になってしまってかなり落ち込んだ。あとあと考えたらわたしはあまり悪くないんじゃないかと思えることだけど、そのときは全部自分が悪いと思い込んでしまっていて、何回も何回も謝ったのを思い出した。そんなに謝らなくても良かったのに。その人とは最近話していないし、少し距離を置こうと思っている。人と適切な距離感を保つことはわたしにとってすごく難しくて、いつもギリギリまで我慢して、我慢できなくなってもう後戻りできなくなってしまってから関係を切るようなことがほとんどだ。それを防ぐためにも今回は一旦距離を置くことを選んだ。もう友達を失いたくない。だから、少しずつ良い塩梅を身につけていきたい。

 

 トイレに行ったら待ち合わせの場所まで歩いて行こうと思う。楽しい時間になるといいな。