危険と常に隣り合わせ

ーーーホワイトデーの日、実家に帰省中だったときの記録、3月かな

 

ずっと内省的

 

 二日酔いの日、二日酔いの気持ち悪さなのかオールしたときの気持ち悪さなのかわからなくなって困る、どっちだっていいのだけど

 

 眼鏡を家に忘れて外に出たら世界の輪郭はいつもみたいにぼやけていた、記憶の中のみんなもぼやけていく、あれ、あの人どんな顔だったっけ、あのとき、どんな顔してたっけ

 

 季節の変わり目で、また古傷が痛む、もういいのに、わたしの身体の役目はもう終わっているのに、何故まだ痛むのだろう、痛みだけ残してわたしを置いていかないでほしい

 

 夜、川の上にかかった橋を渡りながら、その下を覗き込むと吸い込まれそうになる、簡単に、命を手放しそうになる、危ない

 

 バレンタインに全く関与していないのにどさくさに紛れて父からマカロンをもらった、どうしようもなく消えたい今、ピスタチオのマカロンをひとつ食べて夜を越す