からし色の靴下と腐った膜

久しぶりに文章をかく。

絶望と絶望で何も見えないどころかあたりがはっきりと発光しているようだ。

うつ伏せで寝ているのに鼻が詰まるのが鬱陶しい。

全部何もかも消えて無くなってしまえと幼稚なことを考えてしまう。

コアな部分を見せてくれたと思ったら相手は全然違う方向を向いていて、私はまたヤバ女に成り下がって、最高じゃないんですか?どうぞ!召し上がれ!早く食い尽くしてしまえよその希望も欲望も全て。

スマホが手から綺麗にすべり落ちてゆく感覚はこんなにも気持ちがいいのに、なぜ気持ちもこうはいかないのか。麻薬のようにまた味わいたくなるのかもしれないいつかは。

 

そして今日になった。

 

私はずっとぐるぐると同じことを考えていてさっぱりやることも手につかない。問題集のページはそのまま開かれた場所からずっと変わっていない。

 

私は変わっていくのだろうし変わっている最中であるだろうしわたしの変化に焦って欲しいと切実に願っているのです。

 

君のさ、そいつの話なんて聞きたくないけど、でもやっぱり何度も聞いてしまうな。

 

なんでかっていわれたってそれは自分でもよくわからない感情で、私はそこに行きたいのに行けないし行きたくないと思いながらもじもじとずっと今の場所に居座り続けている。怖いし気持ち悪いと思っている。気持ち悪いんだよ全て。

 

部屋の暖房が生ぬるく暖まってきた。

私の足はからし色の靴下に包まれている。

私の心は生ハムのような自分自身の死体のような腐った肉で覆われていて、中はよく見えないしにおいも悪くてとても近づけない。

 

そんな昼下がりに聞いた音楽はぬるくて寒々しくてよくわからない色になって私の耳に入ってきた。私の耳は正常で私の目は正常で私の頭は正常だという保証なんてどこにもない。あなたもよ。

 

文章を書くのが下手になってきている気がする。書いたのに全然すっきりしなかったので自分の中の抽象を文章にしきれなかったということらしい。

また、かく。